行き詰まったときに心を動かし視野を広げ、導いてくれたのは人と本でした。
その時そのときの気になって手にした本は、あなたの新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
これからさまざまなことを勉強していくであろう鍼灸学生さんに向けて、わかりやすく、長く手元に置いておける4冊を選書しました。
(1) 腹証図解 漢方常用処方解説
(2) 行列日本一 スタミナ苑の繁盛哲学
(3) 鍼灸臨床新治療法の探究
(4) 副鼻腔炎・蓄膿症 鼻の経絡さすり
腹証図解 漢方常用処方解説
■ 高山 宏世(編著) ■ 東洋学術出版社(1988年 初版、2019年 改訂版) |
鍼灸学生の頃、体調を崩して漢方を飲むようになったことから、処方された漢方薬のことを知りたくて多用した本です。
いきなり全部の漢方は覚えられないので自分が処方されたもの、患者さんが処方された漢方から、どんな目的で処方されているのかを1つずつ調べて覚えていくのがお勧めです。
図解で診断のポイントがわかりやすく、書き込みしたり辞書代わりになるので今でも患者さんに説明するときに見せて使っています。