我が志アフリカにあり・新版
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■ 島岡 由美子(著) ■ バラカ(2012年) |
アフリカの革命児こと島岡強さんのノンフィクション。
著者はその奥様である由美子さん。
実際にお会いした島岡さんの目ヂカラ、オーラはただものじゃなかったな…。
「志とは、自分は、何をするためにこの世に生まれてきたのか、世の中のために一体何ができるのかという自分への問いかけに対する答えだよ」
「アフリカの独立革命を起こす、との志をもち、そのために天命を受け、生かされている」
17歳の時に死ぬために冬の八甲田山に入山し、9日ぶりに奇跡的に生還する。
「ここで死ぬ程度の男なら天が俺を必要としていない。もし、生きて帰れたら天が俺を革命家として生きろと言っているのだ」
まるで三国志の武将か? と思うような熱い信念にもとづく行動力。
その後夫人とタンザニアのザンジバル島に渡り、不可能をどんどん可能にしていく様子は、ただただすごいの一言。
「鍼か一死あるのみ」と語っていた熱い先生がいたけど、鍼灸で身を立てていくにはこれくらいの熱い情熱と覚悟があってもいいかもしれません。
なぜ、鍼灸師を志したのか? 最初の気持ちに還るための、なんだか元気をもらう一書です。
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