十二国記
■ 小野 不由美(著) ■ 新潮文庫 / 新潮社(1991年〜) |
NHKでアニメ化もされたファンタジー小説。
異世界へ流された主人公の少女が、見知らぬ土地でさまざまな人たちと出会い、成長していく物語です。
思春期の頃の心境、人として成長していく過程で生まれる葛藤、他人との関わりの中での変化。
ありきたりですが、とても学びが多い小説です。
その中のひとつに、王族に産まれた女の子の話があります。
王族が果たすべき責任を知らずに生活し、国が滅び放逐されてから知ることになる現実。知ろうとしなかった罪。やるべきことをしなかった罪。
私たちの世界でも同じことが言えるのではないでしょうか。
人の上に立つということの責任。
やりたいことをやるためには果たすべき責任があります。
そんな当たり前ができていない自分にはなりたくないという自分に対する教訓を再認識させてくれるお話です。
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