鍼灸師:足立 繁久の5冊

月刊誌 Newton

■ ニュートン・プレス
(月刊誌のため、2019年3月時点での最新号の写真を掲載しております)

有名な科学雑誌です。私の子どもの頃から発刊されています。生物や物理、医学など幅広いジャンルの自然科学系雑誌です。

いきなり伝統医学の書から離れてしまいますが、鍼灸師が自然科学を学ぶことはとても大事だと思います。

しかし大事なのは、科学の知識をたくさん覚えることではなく、ましてや科学的に鍼灸を考えることでもありません。
科学的な考え方を身につけることが大切なのです。

ある事象・出来事に対して、情報を集め、論理的に考え分析し、仮説を導き出す…この作業は、実際の診断治療で行うプロセスです。

教えられたことを鵜呑みにして思考停止や思考放棄してしまうと、臨床では使い物にならないことが多いです。
常に考え確かめ、分析し修正するという姿勢が我々鍼灸師には必要です。

伝統医学も表現を変えれば当時の自然科学であったのだと思います。
その当時の思想・知識・経験から自然と人体の理を見出そうとした…その医学部門が伝統医学です。

そして伝統鍼灸には天人合一という思想があります。
天地の間に人が生きており、その天地自然の影響を受けているのが人間という存在です。
ですから自然の法則を理解しないと人の身に起こる出来事を理解することが難しいですよね。

ちなみに個人的な考えですが、自然科学の知識は鍼の工夫に大いに役立つと感じています。
大気や水、温度や力の仕組み等の知識は伝統医学を理解する上で非常に参考になります。

Newtonはイラストや写真も多く読みやすいので挙げましたが、他にも自然科学系の良書はあると思いますので一度手に取ってみてはいかがでしょう。

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