マスターの教え
■ ジョン・マクドナルド(著) ■ 山川 紘矢・山川 亜希子(訳) ■ 飛鳥新書(2014年) |
古くからの友人で、『世界が100人の村だったら』の元訳者である、元世界銀行人事カウンセラーの中野裕弓さんに紹介を頂いた一冊。「一休.com」の森社長も必読書としてオススメされている、知る人ぞ知る名著。ページ数も少なくて読みやすいのですが、How-To本ではないので、文章に流されたまま読み進めると「何が言いたかったのかな?」と茶の木畑に迷い込んでしまうかもしれません。1章づつ内容をマトメながら読み進めれば、きっと出口は見つかるでしょう。
破産を目の前に自暴自棄になりかけていた著者が、ある人物との出会いをきっかけに、人生を謳歌するための気付きに出会うというストーリー。拙著の初版は、多くの人々が路頭に迷った世界恐慌(1929年)に発行されています。特に話題に取り上げられたわけでもないのに12万部も売れている、秘密のベストセラー!自己啓発本は数あれど、その本質を理解するのはこの1冊で必要にして充分。
「周囲からの評価や常識にとらわれてしまい、自分の思考や行動に自分でブレーキを掛けてしまうので、多くの人たちは人生を謳歌できていない。誰かに相談すると、良かれと思って貰えるアドバイスに惑わされてしまい、本当に実現したかった夢に向かって走れなくなる。だから、人には相談せず、余計な心配はしないで、唯一為せることを為しなさい」というお話。
もう1点、大切なポイントがあるのですが、それは本を手に取ってからのお楽しみ。