新版・鍼道発秘講義
■ 日本の医学社(2006年) |
幕末の名鍼医・検校葦原英俊の名著を、私と同時期に同じ東京鍼灸学校で学んだ横田氏が、『医道の日本』誌の連載を基に作り直した。
私もこの『鍼道発秘』を今まで古典購読の授業などで何度も取り上げ、その精神性の深さと簡潔な臨床的記述に魅せられて来た。
序文中で検校が皆が毫鍼で補法しかしないのを嘆き(これは今も同じ)、冩法の員利鍼と三稜鍼による刺絡や灸も駆使した治療法を展開する。
物理療法でも中医学でもない「日本鍼灸」の名著を興味深く解説した本書は、私にとっても常に繙く座右のバイブルである。
もしくは日本の医学社HPより購入できます
http://www.nihonnoigakusha.com/book_2.html
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