女である時期
■ 野口 晴哉(著) ■ 全生社(1993年) |
著者の野口晴哉氏は、野口整体の創始者です。
彼自身は鍼灸師ではないのですが、幼いころに、ジフテリアにかかった後遺症で言葉を話せなかったため、子どものいない鍼灸師の伯父の家で育てられたそうです。
その叔父のところで読書に明け暮れ、東洋医学的な造詣が深かったと言われています。
野口氏のカラダの自然観には東洋医学的な概念が含まれているところ、階段を登る音を聞いただけでその日の体調がわかる鋭い観察力、神医と呼ばれる華佗のように治療せずして人を怒らせて病を治すカッコいいところ。
鍼灸学生のとき、夢中になって30冊以上の野口氏の著書を読みました。
この本には、「男と女は違う」ということが書いてあります。
そして、読みながら笑ってしまうほどに、女性差別と受け取られる可能性のある内容のオンパレードです。
現代の出版社では検閲され、修正されてしまいそうな内容がそのまま書かれているのも面白いところです。
野口氏の活き活きとした教えをそのまま残すために、出版社をはじめたのは正解だと思います。
「女はポカンと」しているのがいいそうですよ。
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