鍼灸師:猪飼 祥夫の3冊

初学者のための鍼灸の本、3冊。

入門書として印象に残った鍼灸の本を選ぶとなるとこれは難しい。
特に若い人たちに勧めたいし、自分も納得した本を選ぶとなると多すぎて困る。

(1) 鍼灸真髄 沢田流聞書
(2) 臨床経絡経穴図解
(3) 『医道の日本誌』300号

 

鍼灸真髄 沢田流聞書

■ 代田 文誌(著)
■ 医道の日本社(1941年)

 

まずは、代田文誌の『鍼灸真髄』である。この本は僕も鍼灸学校の最初の頃に読んで、非常に啓発された本である。
澤田流聞書と副題があるように、内容は澤田健先生の治療をレポートする形で書かれている。
実際にその場で見学しているような臨場感がある。臨床にすぐにやってみたい気がする本である。
しかし、のちに澤田先生の講演録を読むと、代田先生が書かれた内容と少し違っている気がした。
内容に代田先生の潤色があるのかもしれない。でもまだまだ有用であると思われる。『灸療雑話』(代田 文誌/医道の日本社)とともに勧めたい本である。

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