私のおすすめの書籍です。
出版の古い順に並べてみました。
(1) 鍼灸真髄 沢田流聞書
(2)鍼灸の挑戦
(3)閃く経絡
鍼灸真髄 沢田流聞書
■ 代田 文誌(著) ■ 医道の日本社(1941年) |
「鍼灸真髄」は巨匠・沢田健先生の見学記で、代田文誌先生が克明に沢田先生の治療を書き綴ったのが本書です。
まあなんと多くの症例が出てくること、先生は灸治療をよくされていたようです。
沢田先生は古典にも精通されていて、随所に五臓の色体表や十二原の原穴の応用など、今になって「はあ、そうか」と思い当たる内容が多々ありました。
とても読む価値のある本だと思います。
また、先生はユーモアセンスもあり、ある時、患者さんが「先生、私は何病ですか」と尋ねると「御殿女中です」と笑いながら答えたそうです。
子宮の左屈があり原因が腰元にあったため、そう言われたのです。私もこのフレーズを使わせてもらっています。