(1) 腸と脳──体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか
(2) 自分のアタマで考えよう
(3) 体性-自律神経反射の生理学-物理療法、鍼灸、手技療法の理論
腸と脳──体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか
■ エムラン・メイヤー(著)、高橋 洋(翻訳) ■ 紀伊國屋書店(2018年) |
脳腸相関が世間に浸透してしばらく経ちますが、本書は読み物としても面白く、気付かされることが多くあります。
科学的根拠を紹介しつつも比較的堅苦しくなく、知識を深められると思います。身体と会話することの大切さを再確認し、自分を見つめ直すチャンスとなる本です。
研究をしていると腸のみをターゲットにし、その反応だけを論じてしまいがちですが、身体はつながっているということに注意が必要だなと感じました。
鍼灸は「おなかの調子を整えながら、頭痛を緩和させる」といった多くの愁訴を一度に治療します。共通するところもあり、小ネタにもなる内容となっています。