鍼灸業界でやりたいことは尽きない
そのほかにも、セミナーの開催や開業支援、あと私たち「ハリトヒト。」のスポンサーとか、いろいろな取り組みをされていますよね。
ツルタ
井上さん
これは社長の岡部の考えですが、良い試みだと思ったら賛同して応援していくという、本当にシンプルな理由です。
やっている人の想いを応援していきたいという感じですね。
やっている人の想いを応援していきたいという感じですね。
患者さんに配る冊子の「鍼灸ハンドブック」もすごいですよね。初診でなかなか鍼灸の魅力をすべて説明しきれないので、持ち帰り用の冊子はすごくありがたいです。しかも値段が安いので、利益を度外視しているなと…。
「ハリトヒト。」の製本で制作や印刷のコストには苦労しているので、それがわかるんですよ。
「ハリトヒト。」の製本で制作や印刷のコストには苦労しているので、それがわかるんですよ。
ツルタ
井上さん
そうですね。メイプル名古屋では、自社利益だけではなくて、「お客さんのために何ができるのか」というのを軸に考えることを大切にしています。それが結局、回り回って、自社利益につながってくれば…。
井上さんはメイプル名古屋でご自身のやりたいことに伸び伸びと取り組めているように見えますが、これから特にやってみたいことはありますか。
ツルタ
井上さん
いずれ全国の鍼灸院を回れたらいいなと思っています。日本一周鍼灸院の旅じゃないけど、鍼を受けたりとか、お話を聞いたりしたいですね。面白いですよね。全然先生によって刺し方とかアプローチの仕方が違うので。今週末も鍼灸治療を予約しています。
井上さんだから話を聞いてほしいって先生もいそうですね。
ツルタ
井上さん
そんなふうに頼られたら、最高です。私はとにかく鍼灸が好きなんです。何番の鍼を何寸で、どれぐらい刺入させて、どういう考えのもとやっているんだろうとか、聞いたら本当に楽しくお酒飲めちゃうなっていう感じなんですよ。
鍼灸への愛は治療家と変わらないですね…。そして、とても楽しそう。なにより主体的に仕事をしている感じがします。
ツルタ
井上さん
大学時代は演劇やバンドに熱中していて、演者への憧れがあるからかもしれません。鍼灸師の先生方もみんな個性的な演者であり、プレイヤーだと思います。だから、こんなに魅了されるのかなって。
いやいや、井上さんも、まさにプレイヤーだと思いますよ。その発想力と実行力を鍼灸業界でどんどん発揮していってほしいです。
ツルタ
井上さん
ありがとうございます。何でも頼ってもらって「井上さんだから良かった」って言ってもらえるような仕事を増やしていきたいです。
【記事担当】
取材 = ゆうすけ・タキザワ・ツルタ
文 = なるみさわ
撮影 = saeco (#32 trentadue)
編集 = くちやまだ
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