鍼灸師:武田 豪快の3冊

ハイキュー!!

©️古舘春一/集英社

■ 古舘 春一(著)
■ ジャンプコミックス/集英社 (2012年〜)

『ハイキュー』の良いところは、ちゃんと負けてくれるところです。

インタビューにも書いてありますが、ぼくはいろいろと失敗しているので…。

「負けは今の力の認識であっても、弱さの証明ではない」
「挑む者だけに、その莫大な経験値を得る権利がある」
ーー『ハイキュー!!』より抜粋

その場だけ見れば「あー負けた」ですが、失敗から得る経験値って、本当に大事だと思っています。
すんなり成功していたら味わえなかったことは、人生の糧です。

それからもう一つ…

「技、身体も、精神も、何一つ出来上がっていないのに、自分より優れた何かを持っている人間は生まれた時点で自分とは違い、それを覆す事など、どんな努力・工夫・仲間を持ってしてでも不可能と嘆くのは、全ての正しい努力を尽くしてからで遅くない」
ーー『ハイキュー!!』より抜粋

鍼灸業界も優れた先生はたくさんいるので、例えば治療がうまくいかない時に、「自分なんか」と思ってしまうことはあります。
そんな時、自分の中に限界を設定するのではなく、辛く苦しい道になるかもしれませんが、全ての努力を尽くしてみるのが大事だと思うようにしています。

内容も面白いですし、人生において大切なことを教えてくれる漫画です。

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