(1) Society 5.0 人間中心の超スマート社会
(2) アフターデジタル
(3) 「つながり」の創り方 新時代の収益化戦略 リカーリングモデル
Society 5.0 人間中心の超スマート社会
■ 日立東大ラボ(著) ■ 日本経済新聞出版社(2018年) |
現代社会は確実に変化しています。特にICTの導入により社会は確実に変化している一方、このICT環境を利用してより快適な暮らしに変化させていこうという形こそがスマート社会であり、サイバー空間とフィジカル空間の融合がこれからの未来の社会には必要となると考えられます。
特に、様々なところで記録されているデータを集め、ビックデータ化することで、そのデータを元に人が快適に生活するための環境を整えていくことがこれからの社会には重要であると考えられます。
その未来の予想図に関する提言が本書です。住居という視点から、エネルギー、そして都市のあり方、さらには社会問題の解決まで幅広い視野で書かれています。
スマート社会の到来は、医療も例外ではなく、医療情報という単一なデータだけでなく、生活や社会に含まれる様々なデータがリンクすることで生活を管理し、人の健康をサポートしていくという考えになると思われます。
本書でいう住宅が、我々でいう鍼灸だと考えると、我々鍼灸は医療という視点ではなく、社会にどのような情報を提供できるのか?、そしてその情報で社会がどのようにイノベーションされるのか?、またはイノベーションしたいのか?ということに他なりません。
これからの鍼灸は、医療という視点だけではなく、社会をイノベーションするという視点にたち、デジタル社会、スマート社会を構築することが大切であると思われます。