知りたいって原動力じゃない?/鍼灸師:鈴木 寿文

50代 これから

学生や若手に、なにかひと言いただけませんか?
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
ぼくは、まずは食える鍼灸師さんになってほしい。
それには知識と技術とコミュニケーション能力の三本柱が必要で、このバランスが大切だと思うんです。
食えてる鍼灸師さんって、みんなバランスがいいですよね?
そう思います。
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
それからすてきな先生って、1人でやっている人に多いように思います。
自分の道みたいなものがあって、そこに向かっていつも進んでいる先生。
そういう先生たちの存在が大切かなって思うんです。
鈴木先生はこの後の人生をどうデザインしたいですか?
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
ぼくは行き当たりばったりだから(笑)。
今後、興味があることに出会えたら、またそれに進むんだろうなって思います。
ブルースもそうだし、呉式太極拳も20年くらい習練しているけれど、突き詰めていって飽きないものがいいんですよ。
飽きないもの?
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
たぶん流れ作業みたいなことはやりたくなくて、奥が深くて、答えがないみたいなものがいいんです。
鍼灸もブルースも、そこは共通しそうですね。
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
みんなが同じ方向に行く必要はないかな、と思っています。
やっぱり独特な感性がある先生たちって魅力的ですよ。
チェーン展開のファミレスには絶対無い味を持ってる、あの感じを持ってる人が増えてほしいですね。
自分の味付けの鍼灸ができるようになると、とたんに臨床が面白くなりますよね。
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
呉竹(東京医療専門学校)はとくに、筋・骨格系のことしかやらなかったじゃないですか。
そうでしたね。
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
ちょっと偉そうなことを言わせてもらうと、筋骨格系の治療はできて当たり前。
内科とか呼吸器とかもしっかり診れるように、その次のステージに進みましょう、って。
あとね、東洋医学って、物事を客観的に考える視点が重要だと思っているので、物事を俯瞰してみたり、メタ認知のような客観的な視点が持てるようになる思考回路を作っていくことが大切だと思うんです。
鍼灸免許を取ってから、どうやって自分の鍼灸をバージョンアップさせていくかって、大切な課題ですね。
ウラベ
ウラベ
鈴木先生
鈴木先生
たとえば鍼灸師像を粘土で作るとしたら、一番よくないのは手当たり次第にペタペタ張り付けて作ってしまうことだと思うんです。
上から落としたら、全部バラバラになっちゃいます。
でもそこに何か1本、軸があればバラバラにはなりませんよね。
自分の何か芯になるものを見つけないと、どんどん厳しいところに行っちゃうような気がするんですよ。
ずっと勉強を続けているモチベーションってどこから来るんですか?
ツルタ
ツルタ
鈴木先生
鈴木先生
基本的に負けず嫌いなので、わからないって言いたくないんです。
もちろん、その場で患者さんに聞かれて、わからないことがあったら素直にわからないって言いますよ。
でも、この先生はいろいろ知っていると思っていただけたら、嬉しいじゃないですか。
その学びのエネルギーって?
ツルタ
ツルタ
鈴木先生
鈴木先生
それはね、興味があるからかな。
人間にはいろんな欲があるけど、年をとってもあまり衰えないものは知的欲求だと思います。
「知りたい」って、何かをはじめるときの原動力じゃないですかね?

【記事担当】
取材・文=ウラベ
取材・撮影・編集=ツルタ

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